2024年11月17日日曜日

遊んだエロゲに点数を付けながら紹介する。

 遊んできたエロゲを点数を付けてみながら紹介するつもりだった。しかし付した文章が作品の紹介というよりは遊んだ感想になったように思う。ネタバレはしないように配慮したつもりではある。ボタンを押したらネタバレが出るようにしたかったけど例のごとく上手くいかなかったので,ネタバレ込みの感想を書き記したい作品については作品ごとにそういう記事を作って,この記事内の各作品の場所にそれぞれのリンクを置こうかなと計画している。

目次

  • 採点基準
  • 遊んだ作品
  • いま遊んでいる作品
  • 持っている作品
  • 気になっている作品

採点基準

配点は以下の通り

シナリオ /30点

 物語の内容をどれだけ楽しめたか。良いシナリオを読みたい,という気持ちが自分の美少女ゲームを遊ぶときの最大の原動力ではないかと感じているので最大の配点にした。シナリオが良いと聞くとそれだけで遊んでみたくなります。

テキスト /10点

 物語の語りぶりをどれだけ楽しめたか。正直現状,文章の雰囲気が自分の好みではなかったからと言って著しく作品全体の満足度が下がるように感じたことは無い。しかし,日夜自身の言葉選びが自分にとって好ましくなるように腐心している程度には自分にも日本語の使い方に好みがあるので,文字・文章が主体の媒体に対して自分の言語の感覚からの好みも示したい。為に,少なくはない配点を与える。

エロ /15点

 エッチな要素をどれだけ楽しめたか。シナリオが最大の動機とは言いながら現状,全年齢向けのビジュアルノベルにはあまり食指が動いていない。ゆえにシナリオだけを楽しみにしているという説明では世間の皆さんにはきっと納得してもらえない。それがエロゲならばやっぱりエッチな要素がエロいに越したことは無い。それなりに大きな割合で評価したい。

グラフィック /10点

 静動問わず映像がどれだけ魅力的であったか。本編中のキャラクター,一枚絵,オープニングの映像など。パッケージはもちろんのこと,サンプルとして並ぶのはイラストが主であって,オープニングの映像も公開されているものが少なくないように感じられるので,実際に遊ぶ前からある程度確認できる要素で購入の検討において大きな割合を占める要素に思える。ゆえにそもそも「画がちょっと…」などとは思っていないものを遊ぶので,遊んでみて初めてすこぶる悪い印象を与えることはよっぽど無いんじゃないかなと思う。むしろ良い方向に,画があることでその場面の印象を補強したり,文章と合わることで画が真に迫って見えたりという形で体験の品質に寄与するのではないかなと思う。

音楽 /10点

 音楽,または音楽を使った演出がどれだけ魅力的であったか。歌が気に入って作品を知ったり,気になっていた作品の歌が好みであるとわかってそれが実際に遊ぶことの後押しになったりするので重要な要素。単純に楽曲単体で好きであるとか,音楽を用いた演出として「この場面のBGMの入り方がかっこいい」といったものを評価したい。音楽の使い方によっては,その場面やその時の感情と結び付いて強く印象付けられ,その曲を聴くたびにその情景が思い出される。

システム /5点

 どれだけ快適に遊ぶことができたか。遊びやすいいわゆるユーザーインタフェースであると感じるか,自分が遊びやすいように設定ができるかという要素を想定している。時代によって簡素であるとか無骨であるといったことはままあると思うので,特段遊びにくくなければあまり減点はしないという考えではある。しかし何か便利な機能があればそれは加点したい。ゲームを進めるとタイトル画面が変化するなどのゲーム本編以外の演出もここに含めたい。

ヒロイン /10点

攻略できるヒロインはどれだけ魅力的であったか。あくまで良いシナリオを追い求める中で,凄く好きになれるヒロインに出会うことができたら素敵なことだと思っている。すごく気に入ったヒロインと良い時間を過ごすことができたら,それだけでシナリオなんて関係ないくらい満足してしまう読み手なのではないかという疑惑がある。

主人公 /5点

 主人公はどれだけ魅力的であったか。どちらかといえば自分の分身として等身大の要素が多めの主人公の方が好ましく感じるように思われる。特に精神的な面で,情けないところがあるとか,善人にも悪人にもなり切れないとか,極端ではないことや弱さが挙げられる。あと優しさ大事。容姿や能力,出自や運などが自分とかけ離れていることは問題ないように感じられる。「なんでそんなひどいこと言うの!」「ちゃんと『かわいい』って伝えてください!」画面の前で叱責が飛ぶこともあるけれど,思い通りに動いたり感じたりしてくれないことも醍醐味。

サブキャラクター /5点

 その他のキャラクターはどれだけ魅力的であったか。男でいいやつなのは良いんだけど,女の子でかつ魅力的だと攻略できないことに苦しむことになる。

総合 /100点

 参考にした動画で障子メンタル氏の取り上げた要素やその配点を参考にし,要素を追加したり配点を考えたりして自分の「遊んだ満足度」を評価できる配点を目指しました。おおまかに出来上がった後,『G線上の魔王』が『車輪の国、向日葵の少女』に負けないようにかなり微調整したけど無理だったので,直感的な満足度そのままというよりは他の人に説明するために分析したものという感じです。点数をつけるにしてももっとざっくり,たとえば「ラストがめちゃくちゃよかったので100点」とかいう方が良いのかもしれないけど,要素を分けて点数を出す形の方が自分の性格的には好きなので押し通す。

参考にした動画:ゆっくりエロゲ漫談 二発目

遊んだ作品

 遊んだ作品を遊んだ順に並べる。FANZAで販売されている作品にはタイトルにリンクを付けておいた。

1.『ワルキューレロマンツェ More&More

シナリオ 21/30点

テキスト 6/10点

エロ 14/15点

CG 8/10点

音楽 6/10点

システム 4/5点

ヒロイン 9/10点

主人公 2/5点

サブキャラクター 3/5点

総合 73/100点

 現状,ベルティーユのルートしかクリアしていないのでそれのみの話になる。
 あるDiscordサーバーで「ワルキューレロマンツェ」のファンの方が作品を話題に挙げていて,「縦ロールが好きだから以前見かけたことがあって,気になっている」と伝えたところ「タイプの違う縦ロールヒロインが二人いるから,縦ロール好きはやったら良いんですよ!」とオススメいただいた。いきなりゲームを遊ぶのはお金もそれなりにかかるので,アニメ版をまず鑑賞した。アニメでベルティーユが非常に好みの縦ロールキャラであることを確認できたので,彼女のルートがあるファンディスクの本作を手に取った。
 ベルティーユのことはベルちゃんと呼んでいた。縦ロールで高飛車でちょっと間が抜けてて,それでいて根は良い子で競技には真摯に打ち込んでいて料理は上手くて…二人でいると実はすごく甘えんぼで!愛おしすぎたなあ。
 とりわけ疑似的な恋愛の体験として,エロゲというものを楽しませてもらえた。一つ一つ自分でテキストを送り,選択肢を選ぶというところである程度は能動的に,自分のゲーム内での分身たる主人公を通して物語に参加する。その中でヒロインと色んな時間を過ごし,互いに様々な側面を見つけて惹かれあい…というプロセスがそこにあった。ただエッチなものを見るだけだったら,漫画でもアニメでもAVでもいいんだけど,そこではあまり自分の恋人として好きとかいう気持ちは湧きにくいように思う。漫画や動画だと場面を飛ばしたり,斜め読みみたいなこともしやすいし。ベルちゃんと過ごす時間はどれも大切で,初めてエッチするシーンで,互いの人生に不可逆な変化を与えることへの不安を覚えたことを忘れられない。

2.『G線上の魔王

シナリオ 27/30点

テキスト 8/10点

エロ 11/15点

CG 8/10点

音楽 10/10点

システム 4/5点

ヒロイン 9/10点

主人公 3/5点

サブキャラクター 3/5点

総合 83/100点

 推しが思い出のゲームに挙げていた…ので名前がずっと頭のどこかに引っかかっていたようだ。エロゲをやっていきたいなと思い,次の作品を探すときに数年前に聞いたその名前を思い出した。そこで知ったけれども美少女ゲームアワード2008大賞作品。それはなんだかすごい作品なんだなあという感じだった。サンプルの黒板の前で俯いている長髪で片目が隠れている女の子が気になって遊ぶことにした。『WORKING!!』の泉姉さんとか,『機動戦艦ナデシコ』のマキ・イズミとか長い髪で固めが隠れているちょっと暗い女性キャラ好きなので。パッケージなどではハルちゃんはキリっとしているので,同じ子なのかな?違うかな?と曖昧なまま遊び始めた。
 初めから最後までスリリングな頭脳比べで楽しませてくれる作品。僕の中に金字塔を打ち立て,特にシナリオの面白さにおいてどうしても今後遊ぶエロゲの評価の基準になってしまう予感がした。自分は晩夏にやっていた気がするけど,紛れもなく冬ゲー。
 水羽ちゃんがお気に入りで,「水(みず)ちゃん」と呼んでいた。恋人らしく過ごす時間が他のヒロインより多かった気がする。それまでは出番も接点も少なく印象が薄かったのに,個別ルートに分岐する直前で急にめっちゃ関わるようになって一気に好きになってしまった。ルート入ってからは一挙手一投足が可愛く感じる状態に突入しており楽しかった。ルート終わった時は暫く「うおーん」って鳴いていた。
 好きな歌はエンディングの「雪の羽 時の風」,BGMでは「さようなら」「再会の日」。「雪の羽 時の風」はこの曲を聴くためにサウンドトラックを買った。

3.『恋する乙女と守護の楯 Re:boot The "SHIELD-9" Plus』

シナリオ 23/30点

テキスト 7/10点

エロ 14/15点

CG 9/10点

音楽 9/10点

システム 5/5点

ヒロイン 9/10点

主人公 4/5点

サブキャラクター 5/5点

総合 85/100点

オープニングムービー:


 男の娘が好きなので,男の娘もしくは女装した男の子が登場する作品を探していた。本当は男の娘と恋愛がしたいが,できなければ自分が男の娘もしくは女装男子になって恋愛するでもいいという気持ちで探していた。一方で,高飛車お嬢様がヒロインにいるゲームもまた探していた。どちらにも名前が挙がってきた本タイトル『恋楯』に興味を持った。
 美少女争奪戦というイベントの「美少女ゲームヒロインレビュー」で最愛のヒロインとして本作に登場する穂村有里のレビューを書いた。その模様については回顧:美少女ゲームヒロインレビュー大会の記事が詳しい。
 要人警護のために女装して女学院に潜入する話で,ヒロインの内で唯一同業者で事情を知っている有里ちゃんの前では男として振る舞えるわけで…女装していることがバレそうになったり,護衛対象の命を狙う敵と戦ってピンチになったりするといつもフォローしてくれて…寮の部屋が隣でよく遊びに来てくれるし…こんな状況で有里ちゃんを好きにならないの無理だろ!しかし有里ちゃんは2周目からでないと攻略できないので,分岐点でも邪険にするような選択肢しか選ぶことができず心が千々に引き裂かれた。からの有里ちゃんルート幸せだったなあ。好き同士になっても困難は絶えなかったけど。
 原作から質量ともに強化されたらしい有里ルート,設子ルートは読みごたえがある。基本的に明るい雰囲気で楽しく,それでいて格闘戦の描写がかっこいい。
 それと…優ちゃん!優ちゃんすき!なんでルート無いの!うわあああああっ!「お姉さま」と呼んで慕ってくれるチャイナっ子。ほんとかわいいんだよなあ。
 好きな曲は有里エンディングの「rainbow place」,鞠奈エンディングの「feeling, shining,」,オープニングの「shield nine」,雪乃エンディングの「eternal smile」。エンディング曲がヒロインごとに異なるというのが初めてだった。「rainbow place」を聴くと有里ちゃんのこと思い出す。通勤の時とかに聴いていることを2024春M3のsolfaさんのブースでiyunaハルさんに報告した。

4.『シロガネオトメ

シナリオ 22/30点

テキスト 7/10点

エロ 10/15点

CG 6/10点

音楽 8/10点

システム 4/5点

ヒロイン 8/10点

主人公 4/5点

サブキャラクター 5/5点

総合 73/100点

オープニングムービー:

 男の娘エロゲの捜索はなおも続いていた。男の娘ヒロインばかりのゲームというわけではなく女の子ヒロインに混じってという形を望み,その上でちゃんと個別のルートがあってエッチなシーンも完備で…と探すとあんまりそういう作品は見つからない。そんな中で試練を潜り抜けたこの『シロガネオトメ』。主人公が女の子というのも珍しく感じ,やってみたいと思わせた。
 特殊な物語で,本作からしか摂取できない成分というのは確かにある気がする。ネタバレになるからあんまり言えないけど。
 やっぱ翼ちゃんですよ。健気な男の娘というのはやはり良いですな。ギャグシーンでの早口と,終盤たまに低音のお姉さんになって夕希ちゃんをやけに真剣に口説いていた姿が好き。
 「ゆーきー!」とか「○○でしょ!」って更紗ちゃんにずっと怒られていたい。怒っている時の声が可愛いので。お姉さま方の友情も好き。賑やかで楽しく,終わっちゃうと思うたび寂しくて。しっちゃかめっちゃかな掛け合いの次章予告は毎回「さすがに長いな」と感じていたはずが,もう終わっちゃうのかなと思い始めてからは入るとほっとしていたように振り返る。ずっと続いてほしかった。
 好きな曲はエンディングの「キセキ」,オープニングの「Tricky Love」。「Tricky Love」がはっちゃけた曲なのに対して「キセキ」は真っ当にしっとりした良い歌で感傷的になった。

5.『車輪の国、向日葵の少女

シナリオ 25/30点

テキスト 8/10点

エロ 12/15点

CG 8/10点

音楽 10/10点

システム 4/5点

ヒロイン 9/10点

主人公 4/5点

サブキャラクター 4/5点

総合 84/100点

 『G線上の魔王』を遊んだことを,きっかけになったその人に報告したらかなりの熱量で「車輪やってほしい」と迫られることになった。ブランドからシナリオや原画,音楽も同じ布陣の両作,「『車輪』の方が良い」と言う人も少なくないと感じている。『G線』があれだけ面白くて,それに勝るとも劣らない作品ならぜひやってみたいという気持ちだったが,ヒマワリが印象的なように夏が舞台のゲームのようなので季節を合わせて遊ぶことに決めてその人も自分も季節の巡りを待たせることにした。
 遊んだことがあるブランドやシナリオライターの作品を読むのは初めてで,初めから「この先どんな展開が待っているかはわからないけど,絶対おもしろい」と安心していました。逆に「絶対にこのまま平和に済むはずがない…嫌なことが起こるぞ…」という不安は常にあった。
 犯した罪の内容に対応した「義務」を負わされる設定がとても面白い。1作2作だけで使うのがもったいないように感じるくらい。
 あるシーンでひっくり返りそうになった。「やられたー!!」ってなった。一本というかもう,五十本くらい取られていた。流れるBGMの曲自体も,入り方もかっこよくて素晴らしい。この衝撃を実際に読んで喰らってほしい。
 好きな歌は挿入歌「そらの隙間」,BGMの「slow and steady」。

6.『信天翁航海録

シナリオ 22/30点

テキスト 9/10点

エロ 14/15点

CG 8/10点

音楽 7/10点

システム 4/5点

ヒロイン 8/10点

主人公 5/5点

サブキャラクター 5/5点

総合 82/100点

オープニングムービー:


 『ゴア・スクリーミング・ショウ』が気になっていて購入のためにチェックしていたら,当時3本セットで3,000円セールの対象になっており「なら3本買うものを考えよう」となった。同時にライアーソフト・レイルソフトのセールも行われており,そのときちょうど『ぼーん・ふりーくす!』の「Dreht sich!」が気に入っていたと思うので自分の中で両ブランドの存在感が出始めたころではないかと振り返る。画風やクロちゃんの見た目,船旅という題材に惹かれて3本の中に入れた(もう1本は『遊撃戦艦パトベセル~こちら首都圏上空青空署~』)。
 テキストがめちゃくちゃ好き。これを読む前はテキストは読みにくかったり,著しく苦手な感じだったりでなければ良いという,あまり加点要素になりえない向きがあったけども衝撃を受けた。ずっとこのテキストの行間に揺蕩っていたい。癖は強いのでまずは体験版とかで雰囲気を見ておいた方が良いかもしれない。
 主人公の直正もかなり好き。酒と女にだらしなくて,名家の次男坊だけど一族の汚点って感じの扱いを受けている。それでも性格は荒まなかった,と初めの方で生い立ちが語られたところで好きになった。実際だいぶ寛容な性格で,自分を標的に依頼を受けたという殺し屋の智里と,それを知った上で同じ船で生活して共に酒を飲み,悪友になっているの好き。
 ヒロインについては双子も相当だったけれども,なにより彩久津泪という女がエロすぎる。淫蕩ぶりは相当のもののようだけど大人っぽくて飄々としていて,普通なら俺なんか絶対に相手にしてもらえるようなタマじゃないんだよなあ。だからこそ感激した。
 好きな曲はBGMの「ちっぽけな楽園」。

7.『家族計画〜追憶〜

シナリオ 26/30点

テキスト 9/10点

エロ 10/15点

CG 8/10点

音楽 9/10点

システム 4/5点

ヒロイン 8/10点

主人公 4/5点

サブキャラクター 4/5点

総合 82/100点

 エロゲソング4選でKOTOKOさんの歌ばかりを挙げている人のツイートをある人に見せたら「実際いいよ」と言っていたので他の曲と一緒に初めて「同じ空の下で」を聴いてみた。その時は一緒に挙げられていて既に幾らか聞き馴染みのあった「Leaf Ticket」ほど良いと感じなかったけれど,作品を読み終えた今では特別な曲になった。
 オープニングで「同じ空の下で」が流れるのを待っていたけどなかなか流れず,「ここまで流れないということは『その時』に流れるのかな,そうだといいな」と思っていたところで本当にオープニングが入るので「来たー!」と盛り上がった。起動時に毎回流れるものもあれば,本編始めてすぐ流れるものも結構待つのもあって,ノベルゲームはオープニングの位置も自由でいいなと思った。
 軽妙なテキストで正直得意ではないノリも多かったけど,それ以上にだいぶ笑わされたなあ。もちろん感動も。物語の季節は夏,日本の夏。
 それと…楓(フォン)ちゃん!楓ちゃんすき!なんでルート無いの!うわあああああっ!許嫁と言い聞かされたせいで本当に好きになってしまうというのが非常に良いですね。仮初めのはずの関係性が本物になるのは好きなので。主人公たち7人の高屋敷家もそうだから,この作品全体がそういう話だけど。クールな青葉や準ちゃんが姉らしく振る舞っている瞬間が好きだった。
 好きな曲はエンディングの「philosophy」,オープニングの「同じ空の下で」。「philosophy」は実際に読んでいて流れると猶のこと切なく,それでいて晴れやかな気持ちになれる歌でとても良い。

いま遊んでいる作品

『パルフェ』

スマガ


持っている作品

  • 月に寄りそう乙女の作法
  • 太陽のプロミア
  • ゴア・スクリーミング・ショウ
  • 遊撃戦艦パトベセル~こちら首都圏上空青空署~
  • 装甲悪鬼村正
  • 超昂閃忍ハルカ
  • GALZOOアイランド
  • ばにしゅ!〜おっぱいの消えた王国〜
  • ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう
  • 夜が来る!-Square of the MOON-
  • 最終試験くじら
  • 辻堂さんの純愛ロード
  • そして明日の世界より―
  • マブラヴ

気になっている作品(キリは無いけどあえて並べる)

  • WHITE ALBUM2
  • Aster
  • 素晴らしき日々 〜不連続存在〜
  • 抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?
  • ChuSingura46+1
  • 穢翼のユースティア
  • Making*Lovers
  • プリンセスうぃっちぃずEXCELLENT
  • ユメミルクスリ
  • 殻ノ少女
  • カルタグラ 〜ツキ狂イノ病〜
  • あやかしびと
  • CROSS†CHANNEL
  • 最果てのイマ
  • るいは智を呼ぶ
  • カタハネ
  • ぼーん・ふりーくす!
  • 景の海のアペイリア
  • 天使の羽根を踏まないでっ
  • らくえん〜あいかわらずなぼく。の場合〜
など
ここにある作品もない作品もオススメコメント貰えたら嬉しい。

2024年9月29日日曜日

僕の好きな,僕の好きな馬が負けているレース(キングヘイローとその血筋編)

趣旨の説明

 僕の好きな馬が負けているけれど,その姿を含めて好きで繰り返し観ているレースを紹介します。僕が好きで繰り返し観ているレースかどうかなので,たとえどれだけ接戦,良いレースだとしても例えばウォーターナビレラが負けた2022年の桜花賞は悔しく思っているのか,好んで繰り返し観ていないので挙げません(現地で絶叫したし充分だ(?))。

 また,好んで繰り返し観ているレースで好きな馬が負けていたとしても,その馬を目当てに好んで繰り返し見ているのでなければ挙げません。例えばキングヘイローが4着に敗れた2000年の有馬記念を好んで繰り返し観ていますが,これは優勝したテイエムオペラオーを見るのを目的としていることが多いので出てきません。とは言ったものの,引退レースとして後方大外一気で上り最速を出して掲示板内に突っ込むキングヘイローを目当てに観ることもたまにあります。

 今回はキングヘイローとその血筋の馬たちのレースです。

1998 京都新聞杯

8枠15番 キングヘイロー

 同期のダービー馬スペシャルウィークとの一騎打ち。ダービーを制したスペシャルウィーク,皐月賞を制したセイウンスカイとともに,キングヘイローはこの世代の三強に数えられながら春のダービーを14着の大惨敗で終えている。この秋に巻き返したい思いがあったはず。

 スペシャルウィークがダービーで見せたあの末脚。スペシャルウィークより後ろに位置取っていては勝てないと見たのか,中団後ろに控えるスペシャルウィークとは対照的に前目5番手辺りを進むキングヘイロー。3コーナーでスペシャルウィークが外からスーッと上がってくる。前へ出させまいと一緒に上がっていくキングヘイロー。直線に向くころには二頭がほぼ並んでマッチレースの様相を呈している。ゴール直前まで先頭を守り懸命に走ったが,最後は力でねじ伏せられる形で2着。

 直線ではキングヘイローに乗っている福永騎手が馬を鼓舞するために叫びながら追っていたと言う。そういう強い「勝ちたい」思いがあと少しのところで力の差にすりつぶされてしまうところに何か感ずるところがある。

1999 スプリンターズステークス

7枠13番 キングヘイロー

 古馬になってからのキングヘイローと福永祐一騎手のコンビについて語られることが少ない気がする。このレースは福永騎手がよくキングヘイローをわかっていて,その類まれな瞬発力を引き出していると思う。出が早くなく置いて行かれたが,そこで無理におっつけず道中は最後方を追走。コーナーでは距離ロスを無視して大外をぶん回して追い込み。突然,短い直線だけで3番手まで駆け上がってくる末脚。柴田善臣騎手に乗り替わりになってしまったものの,翌2000年の高松宮記念を勝つことができたのもうなずける。

 このレースで1200mでも追い込みを選択して勝負になることを示したことが,陣営に再度1200mのレースを選択させたのではないか。そしてここでキングヘイローにこの距離の経験を積ませていたことが勝利に繋がったのではないかと考える。ちなみに現在は412.5mある中京競馬場の直線も改修前の2000年当時は313.8m。スプリンターズステークスが行われた中山競馬場の直線(310m)とほとんど変わらない短さである。このスプリンターズステークスでは最後方に置かれたが,そのペースを経験したことが活きたか高松宮記念では道中は中団で追走することができており,これが最後短い直線で差し切れるかどうかの差に響いたところもあるのではないかなとみる。

 悲願のGI勝利に最も欠かせないレースだったと思う。

1986 ダービーステークス

5番 ダンシングブレーヴ

 キングヘイローらの父。のちに世界各国のGI馬が11頭集まり史上最高レベルのメンバーが揃った1986年凱旋門賞を勝ち,1980年代欧州最強馬とも言われるダンシングブレーヴの敗戦。

 一冠目の2000ギニーを勝ち,いまだ無敗。二冠目のダービー(約2400m)に挑むが,これまで約1600mのレースしか走ったことが無い。スタミナ切れを恐れてか,直線を向いてもまだ最後方。先頭でレースを引っ張っていたシャーラスタニが抜け出し,それを大外から驚異的な脚で追い込んできたダンシングブレーヴだが半馬身差で逃げ切りを許してしまう。

 追い上げるダンシングブレーヴにクローズアップした瞬間の,背後の観客が飛ぶように流れていくスピード感が凄くて見てしまう。1986年凱旋門賞でも直線で最後方大外からの追い込みをしかけ,そちらではシャーラスタニ(すでにキングジョージでリベンジは果たした後だが)含め全頭を差し切って優勝している。そちらは圧倒的な瞬発力で急加速して先頭に立つと最後は流しているように見える。接戦で負けたレースこそその馬の全力が見られることがあると考えているので,このダービーこそがダンシングブレーヴの追い込みの極限かもしれないなと思う。

2022 東京優駿(日本ダービー)


8枠18番 イクイノックス

 この日,東京競馬場にいた。
 前年10月頃に母の父キングヘイローの馬で新馬戦を圧勝した馬がいると知り,11月の東京スポーツ杯2歳ステークスでその馬が勝つ姿を見て「今年の夏に競馬を見始めたばかりだけど,いきなり三冠馬なんじゃないか」と独り騒いでいた。

 実際にはそんなに甘くなく,一冠目の皐月賞を2着に敗れて三冠の夢は終わった。しかし,異例のローテで5か月ぶりのレースになり,大外枠で前に馬を置くことができず控えさせるのが難しかったことを考え合わせると,自分の想像の中にいた三冠馬イクイノックスより遥かに強かった。そのため「本当に強かったんだ」という好きな馬,強いと思っている馬が大舞台でも通用していることへの安堵や嬉しさが初めに訪れたように思う。ここまで来ているならもう少しで勝てたかもしれないけど,負けたことの悔しさよりもその気持ちが勝っていたと思う。

 二冠目にして日本競馬の頂点たるレースの一つ,東京優駿(日本ダービー)。一生に一度きりの大舞台。イクイノックスを見るために僕は東京競馬場にいました。パドックでは人馬の姿を見ることができたものの,スタンドへ出るとあまりに人が多く,果てしなく続く頭,頭,頭の先にモニターの上端が横一線わずかに見えるだけだった。コース上の様子は目ではほぼわからない。前方の歓声,その間隙に覗く実況の声から断片的に伝わってくる。

 イクイノックスが一冠目の皐月賞を5か月ぶりのぶっつけ本番で走ったのは,レースを走るたびにその疲れがなかなか取れない体質だからだと陣営は説明していた。日本ダービーはその皐月賞から1ヶ月。本当に万全の状態で走れるのだろうか。皐月賞に続いてここでも大外18番枠。お昼の演奏会で「ユメヲカケル!」を聴いていた時は「(この曲に縁深い)トウカイテイオーは二冠とも大外枠でダービーを制しているし,イクイノックスが勝つな」などと言っていた。二冠とも大外から制している馬といえばサニーブライアンもいるし,本当に強い馬がどうしても勝てないほど不利な条件でもない。しかし,レース前には「1着もありえるけどそこから大敗まであらゆる可能性が考えられるな」とどちらかといえば弱気だった。

 レースが始まると歓声の中,デシエルトが先頭を取ったところまで実況の声が聞こえた。「外目の枠からでも宣言通りハナを叩いたデシエルトかっこいいな」と感心していた。大歓声が渦を巻いて実況の声はかすかにも聞こえなくなり,群衆の近いところから漏れ聞こえる情報が頼りになった。ドウデュースの名前が聞こえてくる。そのさらに後ろ,全体でもかなり後ろの方にイクイノックスはいるらしい。そこでイクイノックスの情報が途絶えた。

 ダービーが終わったらしい。「豊だ」「ドウデュースだ」と勝者の名前が方々から飛び込んでくる。イクイノックスはどうなったんだ。どこにいるんだ…
後ろのまま沈んでしまったのか…?
密集していた人混みが少しずつほどけていく。やっと見えた掲示板の2着に18番が点灯している。クビ差。強かったんだ。立派に走ったらしい。また想像よりも遥かに強かった。
しばらくそれを見つめながら立ち尽くしていたような気がする。

 この時期のイクイノックスはスタートすぐの追走が速くなく,前半が58.9と比較的速いレースであったこのダービーでは後方3番手辺りで進めている。最終直線ではドウデュースの後ろから長く良い脚を使って追い込むが,一瞬の切れ味で勝るドウデュースに残り300m辺りで急加速された際に付けられた差を詰め切ることができずに敗北したように見える。二頭の一騎打ちは,高速で脚を回転させ前へ前へと駆けるドウデュースと,大きな完歩で雄大に走るイクイノックスの走り方の違いが見えて面白い。名馬の走りは一つではない。

2023年 優駿牝馬(オークス)

7枠13番 ドゥーラ

 母の父がキングヘイローのドゥーラ。競馬関連の求人に応募して,選考のためにこのレースを題材に書いた文章があるのでその全文を載せる。

2024年7月24日水曜日

回顧:美少女ゲームヒロインレビュー大会

目次(押したら飛べるやつちょっと難しくて作れなかった)
・参加の経緯
・美少女ゲームヒロインレビュー大会 全レビュー感想

参加の経緯

過去数回,Twitterで美少女争奪戦の存在は知っていましたがその時は美少女ゲームを遊んでいませんでした。2023年の6月末から美少女ゲームを遊び始めて1年少しですが好きなヒロインがいるので,その思いを何かしらの形で表現する機会を求めており,今回の開催告知があった時から参加申請する決意を固めていました。いざ参加申請の際には意気込みの欄があることに驚き(同時に懐かしい),用意してなかったので内容に悩んでいる間に参加枠がみるみる埋まって行って焦りました。

全レビュー感想

ポエマー,エッッッッ性の各部門で審査員からそれぞれ4つ候補が選ばれるので,それが選出される前に自分もそれぞれ4つ序列を付けつつ選んでいました。該当のレビューの感想の先頭に「○○部門,とんチキの〇番手評価」とあるのがそれです。

0.ナイトハルト


呼びかけられた夢。自分もアニメ『ベターマン』のヒロイン,ヒノキちゃんの太ももを締め付けているベルトになりたかったという一度は失った夢を取り戻しました。身に付けるものが増えているのに,食い込むことによってかえって煽情的になり,また,身に付けるものとして対象を守るようでもあり,食い込むというところで対象を攻めるようでもあり勝手に両面性を感じました。拘束ということの意味を考えると「我が物顔」と言っているように,このおっぱいを独占したい気持ちが伝わってくる。

1.Zouking

エッッッッ性部門,とんチキの1番手評価。
天然可愛い姿からエロ可愛い姿へと変身する瑞花ちゃんの魅力を,自分も同じように豹変しながら勢いよくまくしたてていく。
こんな子にそんなふうに迫られたい!と思わせてくれる。
そのまま畳みかけるような猛攻を浴びてレビューの中で死んでしまうのが好き。幸せそう。

2.常磐華乃ぽけ

「~な女だ」というぶっきらぼう感じの口調から,「『ベルカさん』とお話が『したかったな』」という次第に尊敬や謙虚な愛情のこもった口ぶりへ変化していて,読んでいてベルカさんへ抱く思いの移り変わりを追体験できる。
斬撃の音を入れる指示が目から鱗でした。
洒落た少し嫌味なセリフでマイペースっぷりやかっこよさ,そう言いながらも「僕」の窮地に駆けつけてくれたのかなという優しさが伝わってくる。颯爽と窮地を救われたい。

3.とんチキ

自分のレビュー。最後にあります。

4.ティッシュ

「もうこの思いは揺れない…」はレビューで少しずつ引用されている原曲「innocent world」Mr.Childrenが『虹の彼方』へ放つ「揺れる思い」と逆の内容だから重要に思える。
離れてしまう前,揺れ動く思いの中で「軽はずみな言葉が人を傷つけるのは分かってた」から伝えられなかったことがあったのかな。
やっと一途に思う今,君はいなくて。君への愛は募っていくのに,今年も君との愛に満ちた思い出が遠くなっていく「哀れな自分(おとこ)」が見えて切ない。ここで振り返ってみて凄く味わい深さを感じました。

5.ソーネチカ

対になって進む文が行って帰ってくる通信のよう。「わたしは『あなた』の弱さを実は知っていたよ,なぜなら弱さは優しさや愛の源泉だから。その上で好きだったんだよ」という告白なのかな。
「誰もいないと思うけど」「『あなた』に語ります」と,他の誰にも届かなくて良いので「あなた(見里ちゃん)」へ届けたいという思いで始まっている一方で,ここはレビューを披露する場。おそらくこれは書くだけ書いて誰にも見せずに眠らせていて成立する文章ではなくて,「誰かではなく『あなた』へ宛てている」ということをその「誰か」にこそ見てもらうことで「あなた」宛ての文章として成立すると思うと面白い。

自分も「見てくれる人たちではなく『あなた』へのメッセージを」と思ってレビューを書いたので,方向性に共感を覚えるとともに矛盾が味わい深いと感じます。

6.わふー

エッッッッ性部門,とんチキの4番手評価。
実際,濃厚スメルを湛えていそうで,虚ろな感じもこちらの好きに薫りを堪能したくなる画像だと思います。
髪の中になんと髪の毛が入ってるところすき。ありえない。髪の豊かさが伝わります。
やりたい放題の中でも本編に誘導するちゃっかりしたところが好きです。元ネタはサブチャンネルに誘導していたところが,逆にメインコンテンツへの誘導になっている面白さもあります。

7.すずゅが

前半は新雪,爽籟と語句からも涼し気な心地よさを感じる。みんなが羨む彼女の寂しがり屋で嫉妬深いところは自分だけが知っているという優越感,そしてその可愛さ。「これからも一緒に生きていたいから」「新しい明日を共に迎えたいから」そんなあなたとの日常を過ごせばこそ芽生えた願いを胸に,このままでも緩やかに楽しく続いていくであろう日々から一度外へ,熱く張りつめた場所へと踏み出していく。

8.あめだま

あやせちゃんのおっぱいの秘密に触れ始めるとともに,君だけにその思いはさせない!くらいの勢いで猫被りだった文章からぶっ飛ばし始めて一緒に恥ずかしい思いをする,これも愛だなあと感心しました。
胸,おっぱいというよりほとんど乳首の話じゃないかと思ったが,あるサクランボについて考えるとき,それがどんな器に盛られているかは全く無視できないことに気づかされハッとする。そのサクランボの鎮座するのが,まな板の上でよかったという思いが伝わってくる。

9.Coral

ささやかでも小さくても,運命を共にして支えたいという思い。朱音さんのおかげで空っぽではなくなった,居場所を見つけた,何者かになれたのかな。朱音さんに恩を返したいという感じがする。「~俗っぽいところも素敵です。」が儚げな文章の中で実際俗っぽい雰囲気の一文でいい感じに気が抜けるのが面白い。「貴女を縛る呪い」「書き換え不可の罪」という気になる語句が本編に導く。

10.ろいま

画像もきょとんとした感じで,文章も意味深ながらとぼけた感じ。けれどもちゃんと彼女の持つギャップある魅力に翻弄されながら対抗しようとする様子が伝わってくる。この子供らしい表情と瞳からどんな戦術が繰り出されているのか気になる。最後ほろ苦い感じを残しているのも興味を引く。

11.しろざ

「回想以外での登場が無くなる」でちょっと笑っちゃったけど笑うところではなかったのかな。意味なんかなくても良いので,真に迫り心揺さぶるものを求めている感じがする。そう考えると死んで回想の中にしか登場しない人間は,いつも変わらない姿でつまらないのかも。もう相互に影響を与えあい,変化しあうことが無い。「人が死ぬこと」について明らかに矛盾した文が目を引く。後半の残酷な描写がこの子とどんな関係にあるのか本編が気になる。

12.シーベル

句点無しではきはきと褒めちぎっていく。初めに説明した性癖から「布良梓は正義であり最強であり宝であり趣のある」で「可愛い(正義)・ちっぱい(最強)・ロリっ娘(宝)・巫女服(趣)」を引っ張って来させるのがおしゃれ。
あえてなのか「宝」「尊い」「愛らしい」「美しい」とそれぞれ複数回出て来て表現が被るのを恐れておらず,それが本心のままを言葉にしている感じがする。

13.いかクラゲ

天王寺瑚太朗から神戸小鳥ちゃんへの想いが「いつもそばに居るのに、どこか遠くに居る人。」というそこまでの認識で終わっていて,それに対して小鳥ちゃんの想いは「けれど」の後まで続いている。想いの深さが釣り合っていなくて報われなさを感じる。画像も体に悪そうな紫色の空気が立ち込めているけど,小鳥ちゃんは満足したように笑っていてこれがその自己犠牲の様子なのかなと想像させる。

14.ゆきめ

ポエマー部門,とんチキの4番手評価。
「輝きをずっと見ていたいから」「鳥籠に閉じ込め」る。そんなことをしたらきっと守りたかった,好きだった輝きは失われてしまう。間違っていると自分でもわかっている感じが良いと思いました。「君に飛んでほしいと思ったんだ。」と「君に飛んでほしくないと思ったんだ。」真逆の言葉に始まり,それぞれの後に続く言葉も「純真無垢」が「向こう見ず」などアリアンナちゃんに惹かれて,次第に心配になって同じ姿でも見え方が変わってしまったことを表していて良いです。

15.たっちャン

他の誰かにとっては「前奏曲」に留まり,未来も広がりも無い「終わり」なのかもしれないけれど自分にとっては違うんだという感じ。「遠く、小さくなりゆく大地を眺めながら、それを嘲笑うかのように」とあるから願ったり叶ったり,自ら進んで選んでいるという感じなんだろうか。本来歩むべき大地を離れ,何億光年と続く閉じた空を永遠に堕ちていく。登場人物Aから始まったヒロインとその運命を共にしようとする,深い愛を感じました。

16.ひろっち

ポエマー部門,とんチキの2番手評価。
姫野星奏ちゃんが「僕」の全てだったことが伝わってくる。「僕」は共に流れ星となって付いて行くことも叶わず,流れ星の強い光に目を焼かれた上で星奏ちゃんはぐれ,一人残されてしまった悲哀,絶望が伝わってくる。もうあの強い光でないとこの目には素敵に見えない。最後は現在進行形の「いる」で終わっていて,これからもその想いが燃え続けるんだろうなと思わせる。

17.錦ファイ

ずっと一人で掛け合いをしていて良い意味でやかましい。「触りますよ!」「触りますね!」,「あったかい!」「あったかいわけないだろ!」,「舐めやがって!」「舐めるね!」と呼応する表現が気持ちいい。初めは薄着のシキちゃんの身を案じていたはずが,自分から触ったり舐めたりしていておかしい。レビューの出だしからも画像からも,このかわいい姿のシキちゃんを見てもらいたかったというのが伝わってきます。

18.ともちん

「精子の多くとびちがひたる」で「(多分)一人なんだから飛び交わないだろ!」とは思いつつも,発射の勢いが感じられる。お掃除ふぇらを一つ二つと数えているおかしさ。おっぱいの話をしているものは相当多いですが,お尻の話もしているのが良いです。最後「くりなどいじるもをかし」と,それまでのお尻→絶頂→お掃除ふぇらという流れを断ち,ちょいっと放り込んできて終わるのも笑いました。

19.ふまじめ

ポエマー部門,とんチキの3番手評価。
自分を信頼してくれるから,その信頼を試してみたくなる。梨香ちゃんがわがままであることも,自分の傷つける行為の正当化のよすがになってそう。「君でしか間違えない」が「他の人相手では間違うことができない」という不可能,「他の人相手では間違おうと思わない」という打消しの意志とも取れるかもしれない。お互いに,お互いしか受け入れてくれる相手,頼りにする相手いないのではないか。読みは「ゆるしてしまう」だから,間違いに気づかないふりをして梨香ちゃんに漬け込んでいるけど,実は梨香ちゃんも感づくところはあるのかな。

20.Dice

年齢に言及しているプロフィールを出すレビューが他になかったので印象的でした。27歳って出されると,お姉さんいいなあーってなります。案内人みたいなくせして自分も飲みすぎて依存症になったことがあるのが面白い。本編に誘導する文句として「共に語らわないか」というのは,ここでレビューを書く人たちは遊んだ以上は感想を語りたい生き物だと思うので良いなと思います。

21.春巻き

ポエマー部門,とんチキの1番手評価。とんチキ,激賞―。
同棲からスタートの関係ならではの具体的な可愛いエピソードに,だんだん可憐ちゃんが良い意味で遠慮なくなっていくようす,ノリがよくなっていくようすが描かれていて,読んでいると自然と可憐ちゃんを好きになって幸せな気分になりました。
自分のレビューが目指していた方向性の一つの完成形を見た気がします。FANZAのお気に入りに登録しました。いつかやります。

22.魅了ぽけ

語感良くポケモンのワードを織り交ぜつつ,つばめくんの健気な姿に心奪われる様子が伝わってくる。ラスターパージにソウルクラッシュで,特殊性癖における防御も,攻撃力も剝がされて主導権を完全に握られていて興奮します。そこから普通の女の子では満足できなくなる3タテ,激しく濃厚に攻められてるんだろうなあ。うらやましくなるレビューでした。

23.さくらぐも

「最近VTuberを見るようになった。」で始まっていて,「『ある』VTuber」などではないからVTuberを追うこと自体が初めてで,シキちゃんだけなんだなあと思わせる。何かに新しく加入するということの心境であってもちろん金額だけの話ではないけれど,月490円のメンバーシップでもちょっとどうしようかなと思っているくらいのころの話って感じがいい。もともと布教してくれた友達を追い越していくんじゃないのかな。

24.ナゼル

実妹というものが好きだが,それは単に実際に血の繋がりがあるとかそんなちゃちい話じゃねえよ,という感じで熱意が伝わってくる。やり取りににじみ出る,家族以上に特別な,分かち難い兄妹の関係性ごと好きなんだ,と。画像も無遠慮・無防備な感じで,身近な異性でもあって意識することもあり,かつ性別関係なく対等な友のようでもあり,同じ血を持った家族でありという感じなんだろうか。

25.メタリカ

前日のブルアカレビューにも登場していた双胎性理論という布石。結局どういう内容なんだ。「10年耐えヌいてきた双子の護封剣」とあるから10年この双子を平等に見つめてきたのかな。元ネタが「光の護封剣」とすれば,僕は遊戯王は詳しくないので実際は違うのかもしれないけど,決断や結論を先送りして均衡を保つようなイメージもあって状況とリンクしてそう。なんか3本の剣が並んでいるカードイラストも三角関係っぽいですね…。双子を平等に愛する必要がありそう。「あんず」繋がりということで,このミームをもってきた理由があるのが面白いです。

26.かげみや

「暖かく迎えてくれた貴方の優しさ」「家族を大切に思う貴方」だけでなく,「怒鳴る貴方の声」や「怒る貴方の思いやり」,「悲しそうにする貴方のセンチメンタルな一面」と一種ネガティブな要素を含んだところも同じように挙げているのが印象的でした。自分のために貴方が心配したり,怒ったり,悲しんだりしてくれるのも正直嬉しいから,きっとそういう姿も見たいんだなあ。作品名にも掛けて「カオスと呼べる貴方への想い」と言っていますね。

27.nel

エッッッッ性部門,とんチキの2番手評価。
心労に倒れてもママのおかげですぐさま元気溌剌。一貫してママを讃える歌。卵の優しい味を感じたのがママの吐息なの笑う。画像のレンゲの卵がゆ?からじゃないのか…。そこから急にかしこまって「大地讃頌」したり,今度は興奮して飛びつくようであり,最後は感謝しながら文字数足りない感じで終わるのすき。

28.妥協丸

エッッッッ性部門,とんチキの3番手評価。
最後だけ取り繕っても!と笑いましたが,でもちゃんと切なげできれいで。読み上げ方も相まって問いかけへの即答で笑いました。問いかけたのは誰なんだ…。無茶苦茶に見える前半にこそ本編が気になるワードが散りばめられている。「むぎゅむぎゅ」の魅力的な響きが頭に残る。

29.社畜ゲノセクト

「同級生」に込めすぎた思い。一人称もここだけ俺になっている。ちゃんと画像と合っている。男の子も戸惑っているけれど,天梨ちゃんも大胆なことしながら恥ずかしがっているのが良いですね。どういう経緯なのか気になります。「同級生」して「薄いあばら骨を指の腹で感じる」と視聴覚だけではない,感触を豊かな表現で伝えているのが存在感があって素晴らしいと思いました。

30.水無月

「雪が降る」で語調を整えていてなんかおしゃれ。最後の一文から,「雪」が何かを隠す,誤魔化すものでもあると考えると,最初の「雪が降る。ずっと,続いて欲しかった」というのは「誰より気高く,素っ気なく,天邪鬼に見えていた」姿が本当の冬馬かずさちゃんであってほしかった,という事なんだろうか。そうだったら冬馬かずさちゃんを好きにならず,消えない思いに苦しむこともなかったのにということなのかなと。本当の姿を知ってしまった今では「雪が降る。あの日と同じ、雪が降る。」(ここすき)でも思いを消すこと,隠すこと,誤魔化すことができない。

3.とんチキ

自分のレビューです。2か所「,」にするはずのところを「、」にしてしまっている…今気づきました。画像はレビューで取り上げている「赤い瞳」が見えないけれど,やっぱり一番「好き」の気持ちが湧くものを,ということで選びました。

自分が手足のように用いることができ,自分と一体感のある普通の言葉で書いたつもりです。UVERworld「クオリア」の「大切な事は大切と想う事を ありきたりな言葉に全部を込めるよ」の詞も思い浮かべていました。
「泣きじゃくる顔」の方がなんか良いかな?意味ピンと来てないから念のため調べるか…「しゃくりあげる」意が入ってきて変に限定されるから広く「泣き顔」で行くか。「緑」にするか「翠」にするか…やっぱ「緑」か。白目の話はないし,眼球ってニュアンスも違うから「目」や「眼」ではなく「瞳」の字で,「ひとみ」って読むとちょっと大げさな気がするから読みは「め」にさせてもらおうかな,という感じでした。

かわいいもかっこいいも僕に言ってくれるけど,僕もかわいくてかっこいい有里ちゃんが好きだよという呼応を朧げに浮かべつつ書きましたが,これをちゃんと読み手に伝える内容として組み込んでも良かったかもしれない。今思えば,やるのかやらないのか中途半端でした。

「女装女学院潜入もの」として紹介いただき解説陣,チャット欄の盛り上がり方からこのジャンルの確かな人気を感じました。要素を足したり減らしたりと推敲する中で,やはり外せないなとなったところなので,解説で「かわいいもかっこいいもどっちも言ってくれる」のところを取り上げてくれたのが嬉しかったです。

有里ちゃんに言いたいことを言うぜ!という感じで,おおむね言いたいことはレビューに落とし込むことはできて自分は満足しました。今回はそれで良いという思いで,でも今度書くことがあればその時は見ている人をより楽しませられるものを書けたらと思います。エッッッッ性路線で楽しませるのはもちろん,ポエマー路線の同じ方向性(恋文型)でももっと具体的なエピソードで描写すればもっと読んだ人を引き込んで共鳴してもらえるのかなと思います。

2022年5月14日土曜日

アニメのランキング 2022年改訂版

前回(2020年)のランキングから,新たに鑑賞した作品を加えたり,
記憶が薄れて評価が難しくなった作品を除外したりしました。
前回からランクの変動した作品もあります。

自分の好みのことながら正しさは確かめにくいので,
本当にこのランクで合ってるのかな,という思いは絶えないですが
あるとき自分は何をどのくらい好きだったらしいのか,一つの参考として。

<同じ格の中では五十音順>

A+


ガンバの冒険
トップをねらえ!
ふしぎの海のナディア

A


機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
劇場版 ガールズ&パンツァー
劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the trailblazer-
劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト
少女革命ウテナ
電脳コイル

B+


アルプスの少女ハイジ
カウボーイビバップ
機動戦士ガンダムUC
劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
未来少年コナン
も〜っと!おジャ魔女どれみ

B


赤毛のアン
おねがいマイメロディ 〜くるくるシャッフル!〜
ガールズ&パンツァー
カレイドスター
機動戦士ガンダムF91
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
少女☆歌劇 レヴュースタァライト
トップをねらえ2!
ファイアボール チャーミング
プリンセスチュチュ

C+


アイの歌声を聴かせて
ウマ娘 プリティーダービー Season2
ガンダムビルドファイターズ
SHIROBAKO
スクライド
地球外少年少女
デジモンアドベンチャー
デュアル!ぱられルンルン物語
ノワール
BPS バトルプログラマーシラセ
ファイアボール
新世紀GPX サイバーフォーミュラSIN

以上
38作品に感謝を込めて。


2022年1月1日土曜日

2021年 とんチキ アニメ大賞

2021年 とんチキ アニメ大賞

目次

前置き

 僕,とんチキが今年2021年に初めて鑑賞したアニメの中で特に素晴らしいと感じたものを褒め称えたい。
 その前に前年までの受賞作品を発表する。
 2019年はTwitterで「とんチキが2019年に観たアニメ最優秀賞」と言った『機動戦士ガンダム00』を大賞とする。
 2020年は特に選出していないが,今思い返して大賞『ガンバの冒険』,準大賞『少女革命ウテナ』としたい。第三位は,急に名前に数字が出て来るのは違和感が有るので科挙の第三位の呼び名から取って「探花賞」と称することとして,作品は『瀬戸の花嫁』とする。

表彰

 第1位から第3位までの作品を,それぞれ大賞,準大賞,探花賞として表彰する。
 「素晴らしいと感じたものを褒め称え」ると言ったが,この「素晴らし」さとは,僕に与えた面白さ,楽しさ,驚きなどの大きさのことだと自身では思われる。
 以前に極めて部分的には視聴していた作品も含めて,僕が「2021年に観た」と胸を張って言える作品を選考対象にした。

大賞

『トップをねらえ!』(1988-89)

 元気と希望が湧いてくる最強のアニメーション!!

 大賞は庵野秀明監督のOVA作品『トップをねらえ!』
 名古屋のミッドランドスクエアシネマで鑑賞したのが1月7日なので,今年一番初めに観たアニメかもしれない。そこからこの一年に観た全てのアニメを退けて見事大賞に輝いた。6月にはBlu-rayを手に入れたのでサークルの友人を誘って家で上映会をした。それくらいハマった。

 ジャンルとしては宇宙SFロボットアニメ+スポ根+美少女といったところ。宇宙パイロット養成学校の落ちこぼれのノリコが,みんなの憧れのお姉さまアマノ・カズミと共に,地球を脅かす宇宙怪獣を撃退するためのロボット部隊に選ばれてしまうところから物語は始まる。コーチの指導の元,二人の努力と根性が人類の最終兵器ガンバスターを動かす!
 たしかに第1話から第4話までも面白いけど,やっぱり最終2話が真骨頂でしょう!!
 第4話までの宇宙怪獣との戦いから地球に帰還すると,亜光速での移動に伴うウラシマ効果で地球では遥かに長い時が過ぎていた。地球のために宇宙で戦えば戦うほど,地球とは違う時を生きなければいけない切なさ。
 第5話は激熱の合体シーンからの宇宙怪獣の大群を蹴散らすガンバスターが爽快。とにかくやりたい放題で大好き。最終話は人類と宇宙怪獣の総力戦。その結末は…自分の目で確かめてほしい!

 全編の至るところに散りばめられた昭和アニメ・特撮のパロディ,小さなギャグの数々。劇中の人物たちは大真面目だから「これは笑うところなのかな?」と思うだろうけど,そういうところはだいたい笑うところ。スポンサーの意向で随所にお色気要素(乳揺れとか)を入れているけど,その条件を消化するだけでなく最終話で名シーンに昇華させたのは見事。逆にエッチなの一切描けなかったら,あそこまで熱いシーンになってないと思う。

 そして田中公平先生の音楽が素晴らしい。なにより第5話の挿入歌は合体シーンと音ハメしてあってめちゃくちゃ盛り上がる。よく聞くと同じメロディの曲が幾つか有ったりと,仕掛けがしてある。勇ましいガンバスターの曲や最終話の壮大なエンディングと並んで,第2話でカズミとユングが戦うシーンの曲もどこかコミカルで好き。音楽に絡めて続編である『トップをねらえ2!』の話も少ししておくと,作風がガラリと変わっていても同じ田中公平先生の音楽が有るおかげで「トップだ」と思えるし,前作の音楽と『2!』の音楽の多くが対になっていて凄く楽しめる。

Amazon Prime Videoで観られる。『トップをねらえ!(Amazon Prime Video)』

準大賞

『劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト』(2021)

 最高に楽しい!!

 準大賞は古川知宏監督の劇場アニメ作品『劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト』
 2018年のTVアニメ『少女☆歌劇レヴュースタァライト』の新作劇場版。6月4日に公開されてから6月17日,7月5日,9月28日と映画館で3回観た。この作品は映画館のでっかいスクリーンと,臨場感あふれる音響で観るのが最高だった。画面の比率が古い映画みたいに横長で,僕が横浜ブルク13で観たときは「No More映画泥棒」の直前に左右の端にかかっていたカーテンがウィーンって外にはけて,普段の映画では余しているスクリーンの左右の端まで映像が視界いっぱいに広がってびっくりした。
 配信やBlu-rayだと横長なために上下に黒い帯が出てしまって没入感を損ねたり,映像を小さく感じたりするかもしれないから何度でも映画館で観たいですね。
 6月に公開されてから半年くらい途切れずに劇場で上映されていた気がする。すでに事あるごとに復活上映されているのでTVアニメと,出来れば再生産総集編『ロンド・ロンド・ロンド』も観て,「ぜひ劇場で!」と言えます。

 感想は「楽しかった」これに尽きます。初めのタワーのシーンでは大きな音で場内の空気が実際に震えているからか,吹き上がる風を感じた気がする。盛り沢山のレヴューシーンはどれもワクワクした。次々に種目と服装が変わって愉快なまひるとひかりのオリンピック,縦横無尽に飛び回る真矢クロの見ていて圧倒されるほどアクロバティックなバトルが特に楽しくて好き。戸惑いながらもちゃんと飛んだり跳ねたりフェンシングしたりするひかりちゃん好き。
 真矢クロのレヴューにはなぜか涙ぐんだのを憶えている。二人のレヴューはきっと有ると期待してはいたものの,想像を遥かに超える凄いものを見せられて嬉しかったんだと思う。飛び回って切り結ぶ二人をグルグル回って映すカメラワーク!

 前半のばななやレヴューでのまひるちゃんなどホラーな演出にはハラハラした。そういうのが無いTVシリーズだけでなく『ロンド・ロンド・ロンド』を観ていると,より真に迫った感じが増してドキドキできそうである。
 クライマックスの華恋とひかりの名乗りのシーンのライトワークと言うのか,口上に合わせた照明の色や動きの変化がバチッと決まっていてかっこいい!
 観終えると晴れやかな,そして新しい気持ちになる。

探花賞

『赤毛のアン』(1979)

 プリンス・エドワード島に行きてえ!!

 探花賞は高畑勲監督のTVアニメ作品『赤毛のアン』
 12月19日から26日に鑑賞した。初めて観たのは高校卒業後に浪人生であった年に平日の夕方TVで再放送されていたときだろうと思う。楽しみにはしていたが放送に間に合うように帰れる日も多くなく,この時にはほんの数話しか観ていない。
 そこから4年経ち,今年の12月に庵野秀明展で庵野監督が観ていた作品が集められているコーナーで『赤毛のアン』を見かけた。それをきっかけに,ちゃんと観たいな,と思って全話視聴した。

 老いた兄妹マシュウとマリラは孤児院から男の子を養子に迎えることになっていたが,手違いで赤毛の少女アンがやって来る。マリラはアンを孤児院に送り返そうとするが,その道中でアンと過ごしている内に気が変わり,アンを引き取ることに決めるというのが物語の始まり。

 見どころはアンとマリラの関係が変化していくところ。
 アンは夢想家でおしゃべりで,おまけにそそっかしくて,めちゃくちゃやらかす。そんなアンをニコニコ見守っているマシュウとは違って,マリラはアンに結構厳しい。マリラがブローチを失くして,アンが盗ったのだと疑うエピソードが序盤の二人の関係を表す話として印象的。赤の他人から始まっているから,お互いのことがわからないんだなあ。
 次第にマリラはアンが引き起こす様々な出来事,失敗を彼女の個性,自分にとって日常の楽しみとして受け入れるようになる。このあたりの二人のやり取りが面白いんだけど,みるみるうちにアンは凄く立派に成長して幼かった頃のような失敗はしなくなる。ここでマリラが,今のアンを誇らしく思うのと同時に,世話のかかった幼い頃のアンをたまらなく懐かしく思うのがいい!視聴者の思いとリンクしている。
 終盤,とてつもない悲しみが二人を襲う。そこで本当の母娘のようになった二人がどんなやり取りをするのか観てほしい。

 他に好きな点として,アンにとって親に近い存在であるマシュウとマリラだけど,アンは二人のことは呼び捨てで,そういう関係も味わい深いし,アンが二人の名を呼ぶときの声が好き。アニメオリジナルかもしれないけど,一話限りのショートヘアのアンがめっちゃかわいい。
 それとOP曲とED曲が素晴らしい。いろんな楽器の音が聞こえてきて,めちゃくちゃ聴き応え有る。

2020年8月2日日曜日

劇場版ガンダム00:4DX上映+YouTube配信の感想

去る7月3日から16日に劇場版ガンダム00が4DXで上映されると知って,最終日に観て来た。
観たのが最終日で良かった。
上映日が後に残ってたら何度も観に行ってお金が無くなっちゃうから。
既に1度はAmazon Prime Videoで観たこと有った上でこれだからなあ。
それくらい映画館で観るガンダム00は素晴らしい体験だった。

…の約2週間後の8月1日にYouTubeのガンダムチャンネルでチャンネル開設1周年記念として24時間限定で無料公開された。
お金払って観たばっかりだったけど,それはそれだけの価値が有ったし,既に見直したくなっていたので嬉しい。多分上映館が限られていたから,観に行けなかった人のためでも有るんじゃないだろうか。照明消して珍しくスピーカー引っ張り出して(近所迷惑)21時からのプレミア公開で観ました。

4DXは画面上の動きに合わせて座席がグワァって傾いたり,OP曲「閉ざされた世界」のドラム音「デデデデッ デデデデッ」に合わせて振動したり,ビームが飛び交うと耳の横から空気がフシュって出たり画面両脇が光ったりした。
戦闘中はこれらが盛り沢山で特に楽しかった。
高速で目まぐるしい戦いが展開されて,画面脇のフラッシュや特殊なシートの機能が存分に味わえるこの作品はかなり4DX上映に向いているんじゃないかと思った。
いやーしかしMSが背中から斬られた瞬間に背もたれに突っつかれた時は,直ぐには何が起きたか分からずビックリしてしまった。

以下,まとまりが無いけれど感想。

グラハムがすれ違う整備の人達に手で挨拶したり,刹那を心配するフェルトの肩にソーマが手を添えたり,00クアンタのコクピット前から離れるリンダが刹那に手を振ったり…と言葉は無いけど心を通わせたり,相手を思いやったりするシーンに気付いて,心が温まった。

ガデラーザが粒子砲を撃った後,排熱?する機構が格好良い。威力に見合った大掛かりな装置でガヒュウッッ!!って感じで吐き出してて,反動とか代償とか有る大技に燃えるみたいな。で,次に撃つまでがめっちゃ早い。

ELSに追いかけ回されたハルートがGNミサイルを撃ち尽くした後コンテナを分離・爆破するシーンはハラハラした。
ポッドの質量が減った分,飛行速度は上がると思うけどELSを足止めするための武装は無くなっていくから逃げ切れるのかー!?
消耗品で戦うの怖いよー。
そしてGNシザービット速すぎて見えねー!!
実体武器でELSと戦うにはスピード命。
友軍機を助けに行く度に腰のキャノンとか脚のバーニアを失っている。
そこまで自分の身を危険に晒しても間に合うか分からないことを勘定すると割に合わないだろうけど,そんなことは関係ないぜ!
アレルヤが機体の制御で,ソーマが火器管制らしい。逆じゃないのか。良いね!
左下で決め顔がどアップになっている時(「切り開くんだ!」の直前)にVガンダム前期OPのラスト思い出した。
ハルートは00で一番好きな機体。

最終決戦でサバーニャが「乱れ撃つ」時に,
両腕を開いて撃つ→腕を交差させて撃つ→再び開いて撃っていたのが格好良かった。
見直したら上下撃ちとか挟んでてもっと複雑だった。
戦闘で失った左腕(MSの)にビットを集めた姿も格好良いんだよなあ。
壊れながら戦うガンダム好き。
あんなに引き金引いてたら腱鞘炎になりそう。

ソルブレイヴス隊は弔い合戦ではお互いがお互いの後ろをカバーする戦い方をしてると聞いた。確かに2機とか3機で斜めに,もしくはほとんど平行にすれ違いながら戦っている。
グラハムが急停止から後ろ飛びしてELSを掃射するシーン全人類が好きでしょこんなん。
最終決戦ではグラハムに名前を呼ばれていたイェーガンだけじゃなくて,少なくとも更にもう一機は撃墜されているシーンが有って悲しい。

「もう何も怖くない、怖くはない」が流れるシーンはウルウル来ました。
アンドレイもそうだし,昏睡している刹那がソレスタルビーイングの皆やマリナ,沙慈たちを感じ取るシーンが良い。ここに出て来るのは,刹那のことを思ってくれている,信じてくれている人達なんだろうな。
刹那が回復しなかったら勝ち目はほぼ無いのにELSの大群に進路を向けたり,刹那が回復しなかったら無駄になるのにクアンタの調整をしたり,みんな刹那の回復を言葉の上だけじゃなく本当に信じてるんだなあと。
フェルトの「(刹那の愛は)大きいから」は「大きいから(意味深)」とか言われて揶揄されている印象有るけど,「意思あるもの全てへの愛」みたいな感じだろうか。刹那は博愛的というか。

YouTubeのチャットでクアンタに乗り込む辺りに「刹那が笑っている」ってコメントが有って,「気づかなかった。この作品で刹那が笑うのは珍しいな」と思い見直したら,ティエリアに告白するミレイナ,イアンとリンダの反応に笑っていた。イアンの「笑いごっちゃねえだろっ!」ってリンダにじゃなくて刹那に言ってたのね。
クアンタの起動時にいろいろな形,大きさのホログラムが散らばっていながら半球状にまとまっている感じが格好いい。将来,現実のバイクの計器類もこんな風になりそう。イアンとのやり取りもツーカーって感じで良い。ちゃんとイアンが離れて降りて行くのを目で確認している。
クアンタムバーストの時に戦うための機能を捨てまくって対話に専念するの好き。
GNコンデンサー露出時の控えめな「キュゥッ」好き。

エンドロールは「クオリア」に耳を傾けながら,眼でクレジットを追ってみた。
そこで面白かったのが,確か第2原画あたりに「小笠原理沙」さんって人がいらして,ソーマ・ピーリス役の「小笠原亜里沙」さんにめっちゃ字面が似ていた。
制作進行に7名もクレジットされていて,普通のテレビ放映のアニメでこの欄をちゃんと見たこと無いから比べてどれくらい多いのかは分からないけど,アニメ『SHIROBAKO』のみゃーもりみたいな人が7人もいるってことかー!?凄い!!
本当に沢山の人が色んな役割でこの映画に携わっていることが染み染み分かって,そんな中で最後に一人で名前が流れてきて,画面の真ん中で止まって…と唯一無二の扱いを受ける「監督」って改めてとんでもないなと感じた。

初めて観たときは涙出なかった気がするけど,映画館で観たのが二度目で「もう何も怖くない、怖くはない」のシーンはウルウル来た。YouTubeで観たのが三度目で,そこと「クオリア」のシーンでウルウル来ました。作品への思い入れも深まっているし,あと年取って感動しやすくなってるのかな。未だにTVシリーズは見返してないので,改めて見たいですね。

2020年5月2日土曜日

【剣盾S5最高17393位】『雪融けに、ふたり』〜コオリッポ&ヒヒダルマ W変身!!〜

【前書き】
シーズン4からランクバトルに参戦して(ランク9で力尽きた),今期:シーズン5に初めてマスターボール級に辿り着き最高で17393位まで上ることができました。
今シーズンを戦い終えて今後の参考にするために氷統一の構築記事を探したけど見当たらなかったので,ここは隗より始めよ,まずは自分が書こうと思って筆を執りました。
ぜひ皆さんも書いてください。俺もやったんだからさ。
初めて構築記事を書きます。

使ったパーティは
です。

氷タイプでフォルムチェンジするポケモン,コオリッポとヒヒダルマが2匹揃って入っているのが面白いところだと思うので「氷が溶けるような変身」と「冬を過ぎ訪れた春」に掛けつつ何かの映画っぽく,題は『雪融けに、ふたり』にしました。
題が有ったほうが良いと思って記事を公開する直前に付けたので,融ける雪とは違ってこの案は長く温められたものではないです。
この2匹に相乗効果を感じている訳ではないのにこんな題で良いのか…?

【選出】
基本選出はマンムー+ラプラス+コオリッポで,ほぼこの選出しか出来なかった。
残り3匹は補完として活躍するというよりはむしろ弱点になってしまうことが多いように思われたため,なかなか選べなかった。
ドリュウズが初めに出てきた場合に誰も後出しが出来ないのでドリュウズを倒すことが出来るラプラスかマンムーから入る,というように相手のパーティにいる誰も後出しの利かないポケモンに有利なポケモンを先に出しておく感じでした。

【個別解説】
コオリッポ
[特性]: アイスフェイス [性格]: 陽気 [持ち物]: オッカの実
[基礎ポイント]: H132 A100 B4 D252 S20
[ステータス]: (アイス)167-113-131-x-142-80
        (ナイス)167-113-91-x-102-168
[わざ]: 氷柱針 / 瀧登り / 諸刃の頭突き / 腹太鼓

リザードンやヒートロトムを倒すコオリッポ。
【倒すために出てきた奴も倒す】先発コオリッポ を参考にしました。
この育成論ではアイアンヘッドが採用されていますがフェアリーに対してバツグンを取りたい場面は少なかったので,氷タイプに厳しい岩タイプには変わらず弱点を突けて且つ炎,鋼に等倍以上で入る瀧登りに変えました。
怯みを狙わないなら威力が5だけ高いアクアブレイクも候補。
折角ナイスフェイスに変身したなら多くの敵を抜き去りたいと思い,数日ほど最速ルチャブル抜きの調整を試みたが,劣る所が多かったので元に戻した。

ラプラス
[特性]: 貯水 [性格]: 控え目 [持ち物]: 弱点保険
[基礎ポイント]: B252 C252 S4
[ステータス]: 205-81-132-150-115-81
[わざ]: 氷の礫 / フリーズドライ / 絶対零度 / 泡沫のアリア

コオリッポやヒヒダルマにもダイマックスを使いたいので,ダイマックス前提でないラプラスの育成論を探して,【S2使用構築】轟け!うたかたのアリア ラプラス始動対面構築【最終67位】を参考にしました。
元々はウオノラゴンに強いと思って採用した。
ダイマックスすればピクシーやアーマーガアをダイストリーム連発でなんとか吹き飛ばせる他,アイアントを倒せるかもしれない一体。
キョダイマックスでない利点として,ダイアイスで襷まで削って霰で落とすパターンが強かった。
付けた名前(レヴィヤタン)が強すぎたのか絶対零度を一発目で命中させることが非常に多い。だからといって乱用多用しないように気を付けたい。

マンムー
[特性]: 厚い脂肪 [性格]: やんちゃ補正(照れ屋) [持ち物]: 気合の襷
[基礎ポイント]: A156 C244 S108
[ステータス]: 185-187-100-121-72-114
[わざ]: 氷の礫 / 地震 / フリーズドライ / 岩石封じ

フリドラマンムー入門 を参考にしました。
リザードンやヒートロトムと戦うために氷柱針を岩石封じに変えました。
よく初手で鉢合わせるウォッシュロトム,普通のマンムーを完封できる水地面の複合勢や,雨始動のペリッパーなどを仕留めることが出来るのでフリーズドライを入れている。
一番槍を務めて貰うことが非常に多く,ドリュウズに出くわしてアイアンヘッドを喰らうこともしばしばだったが,あまりにも怯まなかった。
毎回お祈りは欠かしてないけど「ええっ!?またうごくの!?」とたじろぐのは僕の方。
その代わり,けっこう岩石封じを外しちゃう。
背中が丸っこくて可愛い。


クレベース
[特性]: 頑丈 [性格]: 腕白 [持ち物]: フィラの実
[基礎ポイント]: H236 B244 S28
[ステータス]: 200-137-258-x-66-52
[わざ]: 鉄壁 / 自己再生 / ボディプレス / 氷柱針

受けループの穴埋めピース 対物理要塞クレベース を参考にしました。
友人に貸して貰った子。
参考にした育成論だと持ち物はオボンの実ですが友人はフィラの実を持たせていて,話を聞くと後者がパーティに合っていると思ったのでフィラの実にしました。
彼もオボンの実で使ったことは無いようでしたが,フィラの実の利点として挙げていたのは
・頑丈で攻撃を凌いで発動した時の回復量が大きいこと
・連続技を受けて発動した時の回復量が大きいこと

ここまでは発動する状況が似ているなら回復量の大きい方が良いだろうという話ですが,もう一つ有って
・陽気A252拘り鉢巻ヒヒダルマ(ガラル)のフレアドライブを受けるとフィラの実が確定で発動し,かつ鉄壁から入ることで回復がほぼ間に合うこと

実際ヒヒダルマはこのパーティで相対すると辛いポケモンなので対抗するためにもフィラの実にしました。
あとは,ナットレイと一度対面して毒々を盛られた後にナットレイのダイマックスに合わせてクレベースを再び対面させた試合で,フィラの実の回復量の大きさが無かったら鉄壁ボディプレス合戦に勝てなかったと思うので正解だったかなと。
他のポケモンではいまいち安定して倒せないカビゴンやアーマーガアにかなり強かった。
ドリュウズにも有利だと思って向かわせたら型破り角ドリルを受けて轟沈した。

バリコオル
[特性]: バリアフリー [性格]: 控え目補正(陽気) [持ち物]: 物知り眼鏡
[基礎ポイント]: H220 C188 S100
[ステータス]: 183-x-95-169-120-103
[わざ]: 挑発 / フリーズドライ / サイコショック / 怠ける

このパーティで唯一独自の調整を施しているポケモン。
天然のナマコブシ,ピクシーや輝石サニーゴ(ガラル)が辛く,挑発を吹っかけて彼らの怒りを買うことが出来るので採用しました。コメディアン…?
またローブシンをせき止める役割でも買っています。
サイコキネシスでは蝶の舞を積んだモスノウを倒すことが出来ず苦汁を舐めたので,いつか雪辱を果たそうとサイコショックを採用してしまいましたが本来のターゲット〜赤い衝撃鼻〜であるローブシンがピンピンしているのでサイコキネシスの方が良いです。

調整は
C: 達人の帯を持っていた頃はダイサイコで無補正H252振り突撃チョッキ ローブシンも確定1発だったんだぜ調整(直すの忘れてた)
S: 無補正4振りミロカロス抜き
H: 余り
です。
しつこく挑発を撃ち続けていたらサニーゴの怒りが有頂天になったのか,ダイホロウを連打してきたときは少し危なかった。

ヒヒダルマ
[特性]: ダルマモード [性格]: 意地っ張り [持ち物]: リリバの実
[基礎ポイント]: H188 A196 B20 D20 S84
[ステータス]: 204-203-78-x-78-126
(ダルマモード)204-224-78-x-78-166
[わざ]: 氷柱落とし / フレアドライブ / 地震 / 馬鹿力

キ ョ ダ ル マ ッ ク ス を参考にしました。
馬鹿力の枠は育成論だと身代わりです。
馬鹿力はバンギラスが辛すぎて最近入れたばかりで,それよりもずっと長く身代わりや守るで使っていました。
身代わりは相手の交代や多くの変化技に強かったですが,そもそも相手は氷タイプに強いポケモンを選出しているのでバツグンの攻撃技を撃ってくることが多くて活きることは少なかった印象です。
ダイマックス技のダメージも賢く抑えてダルマモードに変身しちゃおうと思い,この枠を身代わりから守るに変えました。
ダイマックスならダメージの割合を1/2に,もっぱらダイマックス技に対してのみですが守るなら1/4に調整できます。
リリバの実も有るのでダメージが量の予測が難しく「耐えすぎィ!!」とか「(息)絶えすぎィ!!」は日常茶飯事でした。
しかし熟練すれば一番可能性が有る技かもしれません。

アイアント の なかまづくり!
しかし うまく きまらなかった!

フォルムチェンジ特性でゴチルアントに少し強い。たぶん。

【来期に向けて】
氷統一で今期3桁に載せている人もいたので,自分もあやかりたい。
まずは4桁。

【余談: この構築に至るまで】
僕はアブソルが好きなのでポケモンUSMではずっとアブソルを軸に戦っていました。
ガラル地方にはアブソルも,次いで好きなムウマージも住んでいないので,しばらくは取り敢えず気に入ったモスノウを単体で育てて愛でる日々を送っていました。
ポケモンのタイプは氷が好きなのでUSMでも少し氷統一で戦ったことは有ります。
3DSは一機しか持っていないのでアブソル軸用と氷統一用にレート戦のアカウントを分けることは出来ず,いつか氷統一だけでどこまで戦えるか試してみたいとは前々から思っていました。
そんな折,実況者の パァライと さんとポケモン交換をした際に頂いた,孵化余りだというコオリッポがC抜け5Vだったので「これは育てるしかない!」と思い,気付いたらモスノウ入りの氷統一パが用意されていた。
役割の把握が不十分だったため上手く活躍させることができずモスノウがパーティから抜けてしまったが,今はキョダイラプラスやエルフーンなどに強いことが解ったのでまた一緒に戦いたい。


それでは。

遊んだエロゲに点数を付けながら紹介する。

 遊んできたエロゲを点数を付けてみながら紹介するつもりだった。しかし付した文章が作品の紹介というよりは遊んだ感想になったように思う。ネタバレはしないように配慮したつもりではある。ボタンを押したらネタバレが出るようにしたかったけど例のごとく上手くいかなかったので,ネタバレ込みの感想...